Waiting for
「レコード、欲しい?」
「うん。 ちょうだい。」
「趣味に合うかわからないぞ。」
「でも、いい。 聴いたこと無いやつだったら・・・欲しい。」
「んじゃ、これ。 どだ?」
「おぉ、いいじゃん。 いただきます。」
久しぶりに会った伯父から、数枚のレコードを貰ってきた。
ううむ、今年はやっぱりアナログに縁があるな・・・。
殆どがジャズ系のモノ。
じつはこの伯父さん、むかしから相当のジャズ・ファンだったのだ。 生サッチモも観たことあるって言ってた。
そして自宅の一室にはジャズ・レコードが山のようにあるのをボクは知っている。 その他最近ではCDも増えてきたようだ・・・。
なにしろ、戦後に起こったジャズ・ブーム期からの洋楽ファン。 特にジャズに関しては薀蓄を話し出したらキリがない。 きっと、レア物のレコードも沢山持ってるんじゃないかと、密かに思っているのだが・・・。
残念なことに、俺がそのテのものに関して見識が無いので、探索はまだ行ってない。
そーいえば、ジャズのSPレコードもいっぱい持ってたなぁ・・・。
「あの・・・SP盤、いっぱい持ってたよね? あれは・・・。」
「あぁ、SPね。 あったよ。」
ん? あったよ? どして過去形?
「ありゃねぇ、家を建て替えるときに邪魔だったから処分したんだ。」
「しょ、処分って・・・捨てたの?」
「あぁ、78回転だろ、古いしさ、プレーヤーがな・・・・誰も聴く人いないだろ?」
「あっらら~。捨てちゃった? もったいない!」
「ん、そうか? でもCDで再発されてるし・・・。 聴けるからな。」
「・・・・・。」
そーだよな、とくにレコードに拘ってた訳じゃ無さそうだったし。 ま、これも一般の音楽ファンのフツーの成り行きかもしれない。
まぁ、しょうがないか。
あとは少しづつ、残りのレコードがボクのところへ巡ってきてくれるのを持つことにしよう・・・うはは!








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