1/f ゆらぎ
もう3月ですね、早いなぁ・・・。
このまま、関東地方は雪が一回も降らないで「冬」を終わってしまいそうです。 こんなのは記憶にない暖冬だな。 ヤバイっすね、本当に地球温暖化のことを真面目に考えなくては・・・とも思うのですが、一説によれば「もう遅い!手遅れ!」なのだそうです。 どうすりゃ良いのさ・・・・っ。
ハナシは変わりますが、今日見たTV番組で面白い内容のものがあったので、ちょっと考えてしまった・・・そりは・・・。
『1/f ゆらぎ』と言うものがある。
“えふぶんのいちゆらぎ”と読むこの“ゆらぎ”とは、音に含まれるノイズ(雑音)の一種でもあるのだそうだ。
これは自然界で発生する音に多く含まれる“音”で、一定間隔の持続音の周波数に対して、不定期の間隔で繰り返される音の波、って感じかな?
う~ん、何だか説明してるのに訳がわからなくなってきちまうな・・・あはは。
とにかく、この“音”は人間には気持ち良く聴こえる“音”なんです。
たとえば、「川のせせらぎ」とか「風のそよぐ音」、「寄せては返す波の音」「虫の音」などに含まれる音、と思えば理解し易いですね。
この振動が鼓膜を揺らして脳に届くと、なぜか気分を良くし、リラックス効果も発するのだそうです。 不思議な音ですねぇ。
人間の「声」にもこの成分が含まれているそうですが、これが歌声に多く含まれてる人がイワユル「売れてる人」に多いそうです。 あ、統計的にみて、って事ですけどね。
で、問題はココから・・・。
この『1/f ゆらぎ』は万国共通で人々が「快感」をおぼえる“音”だってのが判ってるらしい。
が、モノによっては不快に感じる人たちもいるのだそうだ・・・どうしてだろ?
「虫の音」には多くの『1/f ゆらぎ』が含まれているのだが、欧米人には不快に聴こえるそうです。
コオロギやスズムシ。日本人には、情緒ある、気持ちの安らぐ、と感じる、キモチイイ音ですよね? 『1/f ゆらぎ』が含まれているのだから、これが自然の反応と思います。
だが、欧米人、いや日本人以外には「雑音」と認識され聞かれてしまう事が多いらしいのです。
分からなくなってきた!・・・1/f。
どうやら、これは言語による違いがあるそうなのですよ。
母音中心の言語である日本語を使う我々は、虫の音などは言語系統を掌る左脳を使い聴いているのが、脳波を調べて分かったそうです。
えぇ、どうしてなのか詳しくはわかりませんよ、あは。 とにかく、日本語は特種な言語らしいですね。おかしいなー、他の国の言語のが、よっぽど特種な気がするんですけどね(笑)
その他の言語を使う多くの人たちは、感覚系統を掌る右脳を使い「虫の音」を聴き、ただのノイズと判断してしまうのだそうです。もったいないな~、良い音なのにね。
しかし、音楽を聴く、演る上では大きな問題にもなってくると思うんですよ。
特に歌詞のある楽曲では、日本人は左脳で聴くと言われてます。この辺が欧米人との差になってると思います。
右脳を使い、音楽を“感じて”いる欧米の人たちの音楽は、左脳で“理解して聞く”作業をするより、ずっと体感的だと思うんですよね。
「ノリ」とか「グルーブ」とかの違いを感じるのはココを使わないとイケない、と思うわけです。
日本人の優れた感覚でもある“音”の聴き分け方、これが西洋音楽への一種のカベとなる感覚でもあると思うのです。
どっちも大事にしたい感覚である。 こりゃ、難しいなぁ・・・。
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