My Stratocaster

電話の内容はこうだった。
「あー、ken-sann? 良い指板材が手に入ったんで見に来てよ。ギター作りたくなっちゃうよ!」
電話の主は、ギターショップを営む友人である。良い部品や材などの情報があると必ず連絡してくれるのだ。
そして、ノコノコと出かけて行ったわけだが・・・。
「ほら、見てよコレ! いいでしょ、ハカランダ!」 と、彼は手にした黒い板をひょいと手渡してきた。
う~ん、なんとも良い色をしたブラジリアン・ローズウッド(別名Jacaranda:ハカランダ)である。現在はワシントン条例により輸出入禁止の希少材。なんでも、どこかの工場に残ってたデッドストックを分けてもらったらしいのだ。と言うわけで数枚しか手に入らなかったうちの一枚なんだそうだ。
「これ使ってさ、ネック作ったらきっと良い音するから、ストラトでも作った方がいいよ!」っと彼。
もちろん彼の店ではオーダーで思い通りのギター製作も手がけているし、その出来は彼の拘りが随所にみられる一級品であるのは確かだ。
でもフル・オーダーともなると値段もけっこうだしな・・・。でも、材を見てたらどうしても作りたくなってきた!
「おし! んじゃ、ボディ材も良いのが見つかったら作ってよ、ね!」
「了解っす! じゃ、良いのがあったら連絡しますね。」
そしてボディー材のオーダーは「ライト・アッシュ」。通常のストラトはローズ指板のモデルであれば「アルダー」と言う木材を使うのだが、アッシュ材の感じが好きなので、このハカランダと組み合わせて見たかったのだ。
こうしてボクの「ストラトキャスター」のオーダー・ギター製作が始まったわけなのです。
数日後、早くも彼からの電話が鳴った。
「あはは~、ありましたよボディー!」
「うはっ、は、早いね~。で、どんなの?」
「ま、見に来てよ、じゃね」・・・切れた。である。
なんと、用意されていたのは1ピース・ボディ! つまり一枚板のボディであった。
どういう事かと言うと、通常のソリッドボディ・ギターの場合、2~3枚の板を貼り付けた物を使うのが一般的なのだ。違う材同士をを貼り付けた物より、一枚の木材で作られた物の方が理論的には具合が良いとされている。
ま、音が違うのか?って聞かれても困るのだが、一枚でも二枚でも良い音のするギターはあるわけで、気にする程の問題ではないのだが、当然、一枚で作ってる方が贅沢感満載なのである。
「うへぇ~、良くこんなのあったね?」
「えへへ、たまたまなんだけどね。いや、以前作ってキャンセルされちゃったのが出てきたんですよ」
なるほど、なるほど。
てなわけで、指板材とボディを確保。あとは色を決めて発注完了! 細かい事は彼にお任せでした。
つづく
※写真はこのギターとは関係ないものです・・・紛らわしくてスイマセン。
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Comments
そうやって完全オリジナルのギターが作られていくわけですね。プロセスを楽しませていただきましょう。あの~、今さらこんなことを聞くのもなんですが…kenさんのご職業って?ギター弾きさんなのかなあと思ってましたが、前回のエントリーでその推測ははずれそうだし…
Posted by: NOVA | Jan 25, 2007 at 03:47
ハカランダ
とききますと
いつも
世を儚んだ
という言葉を連想するのですが
それがどうした といわれましても
いえどうも... としか答えられないのですが
でき上がった折りには
ぜひ
Magic Samでよろしくお願いいたします
Posted by: がちゃこ | Jan 25, 2007 at 21:52
◆NOVAさん
そうです、
こうしてオリジナル・ギターは誕生するのです(笑)
あ、ボクですか?
本人もナニやってんだか良く分かってません・・・あは。
◆がちゃこさん
あはは!
ハカの無い人生をハカないって言いまっしゃろ?
の
儚む
ですね?
ええ、もちろん
Magic Samです!
あ、このギターて、もうとっくに出来上がってて、
想ひ出話なんですっ
あ~こりゃこりゃ
あぁ儚い・・・すんません。
Posted by: ken-sann | Jan 26, 2007 at 01:18